仕事のメール術

このような方に向けて書いています

  • メールの書き方の正解がわからない
  • メール返信に時間がかかってしまう
  • メール処理に追われて仕事が進まない
  • 相手に自分の意志が伝わらない

こんにちは。まぼのすけです。

会社員やフリーランス、社外社内を問わず連絡はほどんどメールで行っているという方は多いですよね。

新着メールが届くたびに読み、どう返信したらよいか悩みついつい手が止まってしまうということはありませんか?

この記事では、限られた時間で仕事を早く行うためのメールのコツとポイントについてまとめていきます。

目次

メールを送る際に気をつけるポイント5つ


目的は最初に書いておく

本文に入る前に「●●の件でご連絡です」など、なぜこのメールを送ったか記すことで、相手は本文にどんな内容が書かれているか予測するため理解度が上がります。

目的を記載しないとそもそも何について書かれているメールなのか意図が正しく伝わらない可能性がある。

「~のお願いです」「~のご連絡です」など、なぜメールをしたかを最初に書くと決めておくと、そのあとに続く本文も書きやすくなります。


②ビジュアルに配慮する

相手に読んでもらうには文章だけでなく、パッと見も大切!

どんなに丁寧でしっかりした文章でも、文字がぎっしり詰まっていると読む気がでませんよね…。

読みづらさは内容の理解度にも影響を与えます。

1行の文字数は30字以内

1行が短く改行を多用する人、反対に改行を使わずにPC画面右端まで文字がぎっしりな人、どちらもパッと見で読みづらさを感じてしまいます。

そんなときは1行を30字目安で改行してください。

ちなみにこの行は30字で改行しています。読み難さは感じませんよね?

また、読点「、」や「が」など、1文中の区切りが良い点で改行すると読みやすさがアップします。

5行以内に抑える&改行でスペースを作る

文章のまとまりを意識しブロックを作りましょう。

1ブロックは5行以内にまとめて、間延びしない文章にすればビジュアルだけでなく内容も伝わりやすいです。

ブロックとブロックのあいだは1行空けることで、ブロックが変わる=話の内容が変わることを

視覚的に理解してもらえます。

箇条書きでアピール

箇条書きの最大のメリットはスッキリ見せられること。

メール中に箇条書きが出てくると目に止まります。長い文章だと流し見されたり読み飛ばされることもありますが、箇条書きにすることで情報が絞り込まれ理解度が上がります。

注意として、箇条書きを多用するとアピールポイントが目立たなくなるため1メールにつき箇条書きは1つ程度に抑えましょう。


返信のしやすさ

メールを読んでもらっても、何日も返信が来なければ自身の仕事が進みませんよね。

じっくり考えないと返信できないような難しい内容のメールは優先度が下げられてしまいます。

効果的なタイミングでメールを送る

メールを送るタイミングも重要です。例えば、取引先と打ち合わせをした後のお礼のメールは相手の記憶がはっきりしているうちに送らないと意味がありません。

送信時間帯も重要です。金曜日の夕方に送るメールは特に注意が必要です。仕事を週明けまで持ち越したくないと言う思いから金曜日の夕方にメールする方も多いのではないでしょうか。

相手からすると月曜日の朝にメールが溜まっている状態になり、重要なメールを見逃す原因になります。自分のメールが他のメールに紛れたり、後回しされる可能性も高くなります。

ビジネス書籍にも「金曜の夕方にメールを送る人は仕事ができない人」と 書かれていることが多いので、 急ぎでない限りはこの時間帯の送信はやめましょう。

確実に返信を受け取る

面倒くさいメールは返信してもらえません。

スピーディに返信をもらうために、用件が分かる件名や読みやすい書き出しなどを意識しましょう。

メールの冒頭部分で概要が分かれば、その先を読み進んでもらえる確率が上がります。

ただし、件名に【要返信】など返信を強要するようなワードは使わないでください。

相手からすれば気分がいいものではないですし、多用することで”あの人のメールは結局重要ではない”と認識されて返信を後回しにされてしまいます。


文章の作り方

適切な言い回しを心がける

同じ内容のメールでも言葉の使い方によって伝わり方が大きく変わります。

仕事のスピードを上げたいなら、使う言葉を選ぶべきです。適切な言い回しをするには語彙力が重要ですが、今さら国語の勉強なんてできません。

そんなときは、受信メールの中で読みやすいと思ったものをストックしておいて言い回しを真似てみましょう。

自分では使わない言葉が次第に身につき語彙力が増えていきますよ。

過剰な敬語 ”させていただく” を多用・誤用しない

”させていただく”は日本語として間違っているうえ、メールが長くなる原因になり読み手に負担をかけます。

です・ます・ください・いたしますに置き換えても文章的に何の問題もないでしょう。

丁寧過ぎる言葉遣いをやめて端的な文章を心がけましょう。

安易に”思います”を使わない

”思います”と言われると、読み手は結局どうなんだ?と対応に困ってしまい認識相違が生まれるきっかけになります。どうしても断言できないことは”私見ですが”と前置きすると、「このあとの文章は一意見なんだな」と認識してもらえ読みやすさもアップします。


処理時間の削減

メールの処理時間を減らすには、作成の速度アップ、返信ルールを意識しましょう。

間違いを恐れないで送信する

1通のメールに時間をかける人は、文章は完成しているのに細かい部分が気になって何度も見返していませんか?

相手に失礼があってはいけない、完璧なメールを作らないと送信してはいけないと思っているかもしれませんが、相手はそんなことよりむしろ早く返信してほしいと思っているはず。

素早く送信できればタイプミスや誤字は気にされません。何よりスピード重視!を意識してみましょう。

メールを開封したら即返信する

仕事でのコミュニケーションはメールがほとんどという会社では、メールを何通もやりとりし確認をしながら仕事を進めていると思います。 誰かがメールを止めてしまうと、全員の仕事がストップなんてことも…。

メールを開封したら即返信!即レスしましょう。ただし、届いたメールをすぐチェックする必要はありません。

忙しくてメール処理ができないときはメールのチェックもしない。新着メールが届くたびにチェックしては本来の仕事が進まない。朝昼夕などメールチェックの時間帯を決めていおく、またはスキマ時間でメールをチェックすればよいでしょう。

メールの構成要素

メールは以下7つによって構成されています。

宛名、挨拶、名乗り、要旨、詳細、結び、署名

重要なポイントのみ解説していきます。

宛名

・名字+様で統一

・宛先が複数の場合は役職順で書く

・社外と社内が混じっっている場合は社外の人から書く

・迷うなら関係者各位でくくれば良い

この4つだけ抑えておきましょう。

宛名の書き方に悩むくらいなら本文を考える時間に充ててください。

要旨&詳細

メールで優先するのは送った目的をすぐに理解してもらうことなので、なぜこのメールを送ったのかを先に書く。(”目的は最初に書いておく”に記載)

目的を最初に伝えるのは、今から●●について話しますと宣言してメールの主題を共有し内容を把握してもらえれば理解が早くなるから。最初に趣旨が理解できればストレスなく読み進められるしその分返信も早く貰える。

”詳細”はメールのメイン部分です。ここに時間を割けるように、他の部分はテンプレート化しておくのです。

詳細が長くなると論点がずれていってしまことがあります。

送信前に要旨に沿った詳細になっているか確認しましょう。

結び

引き続きよろしくお願いいたします。ご確認のほどよろしくお願いいたします。お手数おかけしますがよろしくお願いいたします。

このように「○○○よろしくお願いいたします。」の○○○部分のレパートリーを複数使い分ければ大丈夫。

メールのやり取りを終わらせたい場合は、今後ともよろしくお願いいたします。で逃げましょう。結構使えますよ!


署名

署名は一度設定すれば自動入力されるので、その後は考える必要もない。

社名、部署名、フルネーム、住所、自社URL、メールアドレスは必須。

基本的には名刺に記載されている内容を入れるようにする。

業務について携帯でやり取りする可能性があるならば業務携帯番号も入れる。


要旨詳細はメールに内容に応じて変化しますが、他は定型をアレンジすればいいのです。

定型を決めてしまえば考える必要がなくなります。考える部分との考えなくていい部分を分けておくと、メール作成時間が格段に短縮できますよ。

ccの使い方

cは必要最低限にする

ビジネスメールだと深く考えずに上司をccに入れますよね。いわゆる何かトラブルが起こったときのための保身のccです。

でも、上司からすれば受信メールが多くなり、最終的には目を通しきれなくなります。不要なccを受け続けることで”どうせ自分にか関係ない”という意識が出てきて、当事者意識が薄れます。

ccとtoの使い分け

ccに入っている人の役割はメールの内容を理解すること。ccで受け取った人は「自分は返信する必要はない」と他人事でしょう。

そこでいきなりccに入っている人に向かって「●●さんはどうですか?」など書いたとしても返信がもらえないこともしばしば。返信を求めるの出れば、それまでccに入っていた人でもtoに入れ替えて送信しましょう。

メールを送ることにこだわり過ぎない

メールでなくても相手に伝わればいいのです。

メールは伝達手段に過ぎないので、口頭のほうが伝わりやすいときは潔く直接話しましょう。

メールがいいケースは証拠を残しておきたいとき、複数人に同一内容を伝えたいとき。

口頭がいいケースは緊急・文章だけだと誤解が生まれやすい用件などの場合です。

最初はメールでやり取りしていても、双方の認識がずれていると感じた場合は途中からでもいいので口頭で意思確認してください。結局は直接話す以上に有効なコミュニケーション手段はありません。

少しの工夫でメールの読みやすさが格段にアップします。

ぜひ実践してみてください。

参考になれば嬉しいです

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